あなたはだあれ
ただ夕暮れてゆく窓には
なにもみえない毎日
昨日までのことを
なにも思い出せない
私ひとりきりの影
ふとふりかえるとそこに
影は伸びて空に
つながってゆくけど
私を残して
あなたはきえた
あなたはだあれ
あなたはきえた
あのひとはどこか
どこか遠いところへ
私を残して
あなたはきえた
私ひとりきりの影
影は伸びていつか空へ
空へ続く道を
道を作っている
私を残して
あなたはきえた
影は伸びて空へ
道を作っている
この鏡に映っている
あなたはだあれ
私の知らないどこか
どこか遠いところへ
私を残して
あなたは消えた
ふと振り返るとそこに
私ひとりきりの影
影は伸びて空へ
道を作っている